図書館で調べ学習

図書館での調べ学習

3/12に開催したつくばこどもクエスチョンオンライン司書セッションの内容を振り返りながら、児童・生徒向けの図書館を利用した調べ学習の仕方について整理します。

なにはともあれ、百科事典

司書セッションに参加していたメンバーのみなが全力で推薦したのが、まず百科事典を参照することでした。
自分が知っていると思っていても意外と知らなかったりすることはよくあります。調べたいと思った対象がなにものであるのか知るために、まずは百科事典にあたりましょう。
説明文中で色が変わっている項目は、百科事典の中で項目が存在する言葉です。さらなる調査が必要な場合にはそちらの項目に進んでみましょう。
司書セッションの中では紹介しませんでしたが、図書館によってはジャパンナレッジというデータベースを利用できる場合があります。こちらを利用すると様々な辞典を横断的に検索でき、便利です。一部の司書は「ググる」の代わりに「JKる」を流行らせようと頑張っているほどです。Japan Knowledgeの頭文字でJKですね。

十進分類法

なんとなく気付いているかもしれませんが、図書館では特定のテーマの本は一か所に集めています。この時の集め方のルールが日本図書十進分類法(NDC)と言いまして、多くの公共図書館はこれに沿って本を並べています。
かもしれませんが、図書館では特定のテーマの本は一か所に集めています。この時の集め方のルールが日本図書十進分類法(NDC)と言いまして、多くの公共図書館はこれに沿って本を並べています。
廿日市市立図書館が分かりやすく擬人化してくれています。
実際に十進分類法に沿って、どこに分類される情報か探していくのでしたら、岡山県立図書館のWebページが分かりやすいです。

十進分類法の考え方というのは、世の中の知識を大きく10のテーマに分けてみて、その個々のテーマをさらに10個の小さいテーマに分けて、それをさらに…というものです。
例えば、大学に関する知識であれば、
– 社会に関することだから社会科学【3】
– その中の教育学【7】
– その中の大学にかんすること【7】
となり、377の棚を見るとその知識が載っている本があるとなります。

そして、同じテーマのものは集まっていますので、周辺の本もザっと見てみるとヒントが見つかったりします。

注意とヒント

世の中の知識をキレイに分けることはできません。例えばペットに関することであれば、「生物」に該当するかもしれませんし「ペット産業」にも該当するかもしれません。見つからなかった場合には、もしかして別のテーマに分類されているかも…?と考えて探してみてください。

パスファインダーを使う

パスファインダーというのは司書が作成した、よくある質問に対する調べ方をまとめたものです。
もしかしたら、皆さんと同じ関心をもって調べた人がいるかもしれません!
パスファインダーがないかな?と探してみましょう。
リンク先は北海道立図書館がまとめた「まちづくりについて調べる」パスファインダーです。
全国の公共図書館のパスファインダーについては、国立国会図書館にリンク集があります。

地域について調べる

地域の歴史について知りたいという調べ学習もあるでしょう。
その場合には「地域資料」「郷土資料」と言われるその地域についての資料を集めたコーナーがとても頼りになります。

司書に聞く

そうはいっても、分からないということはあると思います。
ぜひ図書館に行って、カウンターで司書に聞いてください。調べもののお手伝いをしてくれます。

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